「絶対に相性が合わないと思った」。大規模プロジェクトを数多く手がける、KITCHENチームができるまで。

  • 濱脇賢一

    コンサルタント

  • 田島一生

    ディレクター

  • 大久保潤也

    コピーライター/コンセプトプランナー/サウンドプロデューサー

  • 筑波大学理工学数学類卒。大学在学中よりコンサルタントとして独立し、創業支援や事業計画の立案、広告戦略立案や地域ブランディングに従事する。また、長期でのBPRによる業務改善、中期での経営企画部・営業部へのハンズオンコンサルティングも経験。2018年より前身であるDONGURIに入社。現在、MIMIGURIにおけるコンサルティング事業の事業長を務め、経営コンサルティングや組織デザイン・ブランド戦略の策定などのプロジェクトオーナーも努め、幅広く企業・組織・事業の成長に伴走する。

  • グラフィック・WEBデザイナーを経て、博報堂で多くのマス・デジタル統合プロモーションを担当。MIMIGURIではディレクター兼プランナーとして、戦略からコミュニケーションプランまでブランドづくりに伴走。

  • 2005年ソニーミュージックから“アナ”でデビュー。6枚のアルバムをリリース。2014年からコピーライターとしてMIMIGURI(旧DONGURI)にジョイン。クリエイティブディレクターとしてブランディングやPR案件を担当。2017年から作詞やプロデュースを手がけるアイドルグループ“lyrical school”の楽曲では2曲連続でオリコンチャート1位を獲得。2020年にはOLD.Jr名義で初のソロ作品をリリース。エンターテインメント性のある企画プランニング、ブランドコンセプトや企業のメッセージ開発に多く携わる。

「役割を持った人が集まり、誰かのために一緒に腕をふるう場所」。

人々が集まり楽しく料理する、賑やかなオープンキッチンに名前の由来を持つDONGURIの「KITCHEN」コミュニティ。

このKITCHENは、音楽家とコミュニケーションプランナー、そして元数学者志望という全く異なるスキルを有する3人で構成されていることが特徴で、これまで、DONGURIの中でも規模の大きなプロジェクトを様々に手がけてきたチームでもあります。

初対面の印象を「絶対に相性が合わないと思った」とまで語る、一見バラバラな性質の3人が、どのように集まり、チームワークを発揮するようになったのでしょうか。

この、世にも珍しい「KITCHEN」が奇跡的なバランスで成り立つ理由には、メンバーに共通する「相手への愛」がありました。


「絶対に相性が合わない」はずだった。

DONGURIのチームは、機能別ではなく内発的動機を軸にコミュニティとして構成されています。KITCHENに共通する内発的動機は、どのようなものなのでしょうか。

濱脇KITCHENの3人の内発的動機は、重なるところと違うところがはっきり分かれていて、それでバランスが成立しているのが特徴です。過去に言語化した共通項としては2つあって、「クライアントと一緒にプロジェクトに取り組みたい」と、「結果としても成果としても、意味のあるインパクトを出していきたい」ということ。1つ目についてもうちょっと細かく言うと、僕らが考える“本当のクライアント”はエンドユーザーだ、っていう考えが3人に共通しているんです。それは一個人としてのユーザーという意味でもそうだし、もっと広義に、市場だったり社会だったりもする。なので、ご依頼いただくクライアントのためだけに推進すると言うよりは、その先に目を向けているっていうのが共通しているんです。

田島その共通点がありながらも、それ以外の動機やスキル、役割がそれぞれまったく違うんですよね。濱脇がクライアント企業へのコミット、アーティストでもある大久保は自己表現からのクリエイティブジャンプ、僕はエンドユーザーへのコミット。軸足の置き方がそれぞれ違っているから、バランスが取れてるのがKITCHENの特徴ですね。

濱脇あと、共通点がもう1個あった。僕ら3人、チームワークがすごく好きなんですよね。

田島好きですね。今のKITCHENで動き出して結果も出て来たっていうのと、濱脇がマネージャーとして入ってから、チームって、コミュニティってなんだろう?って話す機会も多くなったんです。実際にプロジェクトを動かしている時にも、この3人で組むことはDONGURIとしての大きな武器になってるんだなっていうのが、実感としてもあります。

大久保コミュニティそのものへの思い入れが出て来たのも、KITCHENになってからですね。チームらしさが出てきた、というか。それまではDONGURI全体に強い思い入れがあったんですけど、今はその中でもKITCHENが独立して、僕の大切な一個になったので。

濱脇いいこと言うなあ(笑)。

KITCHENのメンバー。(左から)戦略モデリスト 濱脇賢一、コミュニケーションプランナー 田島一生、音楽プロデューサー 大久保潤也。

3人とも、元数学者志望と音楽家、コミュニケーションプランナーと、それぞれお持ちのスキルが特殊ですよね。皆さんどのような経緯でDONGURIに入社したのでしょうか?

濱脇僕はもともと大学で数学の研究をしていたのですが、そのときに自分でビジネスも始めていたんです。コンサルタントとして会社の創業を支援したり、Webサイトを制作したり、飲食事業としてバーを始めたり。当時は茨城に住んでいて仕事はすごく楽しかったんですけど、都内での仕事の依頼も多い状況だったんですね。創作活動とか事業を推進させる上で、より優秀な人が多いところに行かないと、自分のやりたいことが思い切りできないのかなって、もどかしくも思ってて。優秀な人と出会うためにもそういう環境に身を置こう、と思って出会ったのがDONGURIでした。最初の面談のときミナベ(DONGURI 代表)から、多様な内発的動機を肯定するコミュニティ型の組織づくりの話を聞いて、すごく驚いたんです。当時「ティール組織」が話題になり始めた頃ではあったものの、「それで事業が成り立つんですか?」って、つい聞いちゃったくらいで。僕自身、それまでコンサルティングでいろいろな組織を見てきたんですけど、DONGURIみたいな組織づくりのやり方は初めてで、なんだか信じられなくて。そしたら「成り立つよ」と言われて、その自由度の高い環境に惹かれて入社を決めたんです。

大久保最初、濱脇のこと苦手やった〜(笑)。絶対に相性が合わないだろうなって思いました。すぐ数字の話するし。

そうだったんですか(笑)。どのタイミングから印象が変わったんですか?

大久保印象……。今も変わってないですけど(笑)。

濱脇苦手なまま(笑)。

大久保なんか、それまでのDONGURIにはいないタイプだったんですよ。オーストラリア大使館さんの「AUS+RALLY」から一緒にやることが増えて、今でこそ3人のチームが機動し出して、僕も2人を信頼してますけど、最初はあんまり交流なかったと思う。

濱脇うん。交流なかったね。

オーストラリア大使館のスポーツ外交キャンペーン「AUS+RALLY」。KITCHENのメンバーが中心となり、コミュニケーションデザインからアウトプットまでを手がけました。

濱脇僕がDONGURIに入社して、最初の大きな仕事が「AUS+RALLY」だったんです。規模の大きさから言っても、この2人と組んでやって行く必要があるな、って。僕がコンサルティング、田島がプランニング、大久保がコピーライターという座組みで取り組んだんです。プロジェクトとしても、やっぱりすごく面白くやらせていただいたんですよ。そのプロジェクトが今のKITCHENにも繋がる成功体験になって、そこからずっと右肩上がりな感じですね。「田島・大久保と組めば間違いない!」っていう原体験になったんです。座組みで勝利を確信する、みたいな。

田島僕が最初に濱脇と仕事したとき、「純粋なコンサルタントってこういう人なんだ」ってすごく驚いたんですよね。クライアントからの相談のされ方が、例えば「Webサイト作ってください」とかじゃなくて「事業計画どうしよう」っていう、最上段から入って行く感じ。そこからどんどん相談されて、次から次へと仕事が入ってくるっていうか。しかもそれ全部打ち返すっていう。「やりすぎじゃない?」って思うくらい(笑)。

濱脇熱中しすぎちゃうんだよね(笑)。

田島プロジェクト一緒にやって、濱脇が持つスキルを理解して、そこから信頼関係が築かれていったんですよね。

奇跡的とも言える、この3人の座組みでの成功体験が、今のKITCHENのあり方に繋がったんですね。田島さんは、どのような経緯でDONGURIに入社されたんでしょうか?

田島僕はDONGURIのこと、創業間もない頃から知ってたんです。というのも、別の会社でデザイナーとして働いているとき、外部の制作依頼先としてDONGURIを見つけていて。コンセプトからアウトプットまでクオリティが高くて、すごく驚いたんです。ミナベ(DONGURI 代表)と五味(DONGURI 取締役)のデザインを目の当たりにして、「自分でデザインするよりも、こういう人たちと組んだほうが楽しいな」って。ちょうどデザイナーとしての自分の将来像がぼやけ始めてた時だったので、諦めがついたというか。 実際にDONGURIと一緒に仕事して、いつか僕も入社したいなと思ったんですけど、その時点では僕がどう貢献できるのかイメージがつかなくて。それで一度、業界トップレベルの環境に行こう、って博報堂に転職して、しばらく経験を積むことにしました。その後もミナベとは年に一度飲みに行くような感じで繋がり続けて、お互いにタイミングが合ったときにDONGURIにジョインすることになったんです。

言わば「一目惚れ」のような出会いを経て、DONGURIにジョインすることになったんですね。大久保さんの入社経緯は、以前にアナ(大久保潤也と大内篤による音楽ユニット)の『時間旅行』インタビューのときに少しお聞きしていますが、入社後はどのようなチームに身を置いていたんでしょうか?

大久保僕はアナの活動と並行する形でDONGURIに入って、コピー書いたり、企画やディレクションをしてたんですけど、スキルがDONGURIの中でも特殊なんですよね。メインは音楽と言葉、あと企画力とかアイディアで。チームっていうより、各案件に必要になったときにアサインされて「なんか面白いアイディアないですかね?」って相談される、みたいな感じだったんです。瞬間的に活躍できても、チームや案件へのコミットは、あまり意識してなかったと言うか。でも今のKITCHENになってから、3人で案件を回すことがすごく増えて来て。濱脇がコンサルティングしながら逆算で全体を見てくれて、僕がアイディアやコンセプトを考えて、田島がそれをマーケティング視点で実現してくれるっていう。互いに得意なスキルを発揮しながら補い合う、この3人での座組みが多くなってきたんです。そんなふうに、自分がチームを意識して動く流れができたのはDONGURIに入ってから初めてのことなんですよね。

先ほど、「KITCHENが自分にとっての大切な一個になった」というお話をされていましたね。

大久保僕は中学の頃からバンド活動をしていて、レーベルに所属して現在も音楽を作り続けていて。もともと、信頼できる人たちと何かを作り上げていくっていうのがすごい好きなんですよ。今も、音楽制作仲間とかバンド仲間、所属してるレーベル、プロデュースしてるアイドルグループの制作チーム、とかそれぞれチームがあって。自分が信頼できるチームをいくつ持てるか、みたいなのは大切だと考えてて、そのうちの一個が今、DONGURI内に出来たっていう感覚なんですよね。

こうしてお話をお聞きしていくと、KITCHENの皆さんはスキルもさることながら、歩んできた道のりも全く違いますね。

大久保DONGURIとしても、どう扱っていいのかよくわからなかったんじゃないですかね。

田島それは間違い無い(笑)。

濱脇その可能性あるよね。個々が好きに動いてる(笑)。

戦略、アイディア、アウトプット。そのすべてで“ジャンプ”を狙う。

「好きに動いて成り立つ」こと自体が、KITCHENのすごさでもありますね(笑)。その3人が集まったKITCHENは、コミュニティとしてどのようなビジョンを掲げているのでしょうか。

濱脇ビジョンとして、KITCHENコミュニティ内で「Business Development(事業開発)+Creative Agency(広告制作)を確立する」を掲げています。事業開発は僕の分野で、クリエイティブエージェンシーは大久保、田島の分野。3人それぞれで異なるスキル領域を、対外的に理解しやすい言葉にしたらこれになったんですよね。目指してるのは、指名でご依頼をいただけるくらいに3人それぞれの個性を立てることと、3人のコミュニティとしても、独立できるくらいのレベルで強固になって行くこと。コミュニティのOKRも、それを実現させるためのプロセスをブレークダウンしています。

田島経営戦略とか事業開発、商品開発のところから最後のアウトプットまでクオリティを高く保ったまま、コミュニティ内で一貫して形にするのは、KITCHENならではの強さだなと思います。その中で僕たちに足りないスキルがあれば、DONGURIの他コミュニティ含めた社内外から専門分野のメンバーを呼んで、補いながら一緒に良いものを目指していくという。そういう意味で、クライアントを含めて、集まる人たちがオープンキッチンで楽しんで料理していく、っていうのがKITCHENという名前の由来なんですよね。

「オープンキッチン」は、メタファーとしてぴったりだなと思います。KITCHENの皆さんが楽しいと感じる瞬間って、どんなときですか?

田島やっぱり入社した動機がそうだったように、僕はDONGURIのクリエイティブがめちゃくちゃ好きなんですよね。KITCHENだけじゃなく、スキルの高い社内外の人たちと組んで、皆が遺憾なく実力を発揮できるディレクションができてるときって、僕自身すごく楽しさを感じるんです。結果としてエンドユーザーまで届いて、クライアントにも喜んでもらえるので。

大久保僕も、書いたコピーとか、考えたアイディアや企画で、一気にプロジェクトが加速しだす瞬間が楽しいですね。それこそ、田島さんのテンションが一気に変わるときってあるんですよ。

田島あるある。それ、僕が楽しくなってるときだ。

大久保アクセルを踏み込むように案件が加速する瞬間、メンバーが盛り上がる瞬間っていうのがすごく楽しくて。ほぼ同じタイミングで、クライアントも盛り上がってくれるんですよ。それで僕のテンションも上がるんです。

濱脇僕もクライアントの満足度がわかる瞬間はすごく楽しいですね。あと、コンサルタント視点では課題が解決される瞬間も。

田島良い意味で、クライアントからの期待値が上がり続けるんですよね。応え続けなきゃいけないプレッシャー。

濱脇ストラテジージャンプがあって、発想レベルでのクリエイティブジャンプがあって、アウトプットでもさらにジャンプするっていうのを目指してるので、必然的にハードルが高くなるという(笑)。

田島ありがたいことに、案件もリピートしていただけるんですよね。だから前のプロジェクトを超えなきゃいけないっていう、嬉しいプレッシャーがあります。

濱脇Slackのチャンネル、減らないもんね。

大久保そうなんですよね。案件が終わってもSlackでたまに連絡とって。「新曲だしましたー!」とかも連絡したり(笑)。

濱脇相談がきたり、雑談をしたり。ご依頼で商品開発するにしても、実際に商品使ってみて、好きになったりするし、発売したら買うし。クリエイティブがローンチされたら見るし。プロジェクトが終わった後に、クライアントと打ち上げで飲みにいくのも、すごく楽しくて好きだし。コミットメントが特に強いのは、KITCHENの特徴ですね。

KITCHENに魅力を感じてくれる、新たな仲間と仕事がしたい。

以前、DONGURIのコミュニティマネージャーのインタビューで、「両利きの経営」実現のために、「知の探索」を行なっているとお聞きしました。KITCHENの皆さんは、どのような探索を行なっているのでしょうか?

濱脇メンバーの成長をグラフで考えた時に、このまま行けば連続的な曲線で成長をしていけるだろうと想像はできているので、非連続的な成長曲線を起こすために、今から投資の意味でも探索していければなと。なので今、各々テーマを決めて自由研究をしています。

田島僕は今、戦略とクリエイティブの橋渡しを強化するべきスキルだと思っているので、探索への投資という意味でもマーケティングを改めて体系的に学び直しています。ただ少し「知の進化」寄りなので、非連続の成長曲線を目指していく探索という意味では、別の方向も探していきたいなとも思ってます。例えば個人で事業を起こしていく、とかですね。

濱脇そう、KITCHENって何気にみんな、1人1個ずつくらい新規事業仕込んでるんですよね。

濱脇さんと大久保さんは、どんな探索テーマなのでしょうか。

濱脇僕は意思決定論についてです。組織と個人の意思決定がどう行われているかっていう、心理学ではなく数理学的な学問ですね。昔ちょっとやったことあるんですよ。それを改めて学んでいます。

大久保僕はZ世代の悲しみ方っていうテーマで考えてます。

濱脇そう、大久保の探索テーマはめちゃくちゃエモい。

大久保僕にとって死とか別れは永遠のテーマで、これまでもずっとその悲しみについて歌って来てるんです。今、技術やツールの進化でコミュニケーションのあり方が変わってきていて、デジタルなものへの感情とか、悲しみのあり方にも変化が起きていると思っていて。デジタルネイティブ、ソーシャルネイティブであるがゆえにその最たる影響を受けている、Z世代が抱く感情や哲学のことを、作詞をする時とかによく考えます。DONGURIでもZ世代がエンドユーザーとなるプロジェクトが増えてきてるので、僕が音楽で考え表現していることと、ビジネスとして手がけるプロジェクト、それが全部繋がってきてるのを感じてて。

Z世代がエンドユーザーとなる「PATRA」。KITCHENが中心となり、コーポレートブランディングの設計と開発を行いました。

大久保僕自身のこれからの方向性としても、DONGURIでやってることと、音楽でやってることが越境して、繋がっていくようになったらいいなと思ってるんです。

積み重ねている「知の進化」と、新たに追求する「知の探索」が繋がっていくプロセスは、まさに「両利きの経営」ですね。最後に、KITCHENが持つ今の目標を教えてください。

濱脇KITCHENとしては、新しいメンバーを迎えたいと考えていて。多様性をもっと高めたいんですよね。計画としては、今期の後半までには一人増やしたいよね、と話してます。

大久保新しい仲間になってほしいのは、チームとクライアントに愛情を持てる人、ですよね。「クライアントのことを思う」みたいなのは綺麗事っぽく見えるし、当たり前ではあるんですけど、KITCHENの3人はそれが特に強いので。良いクライアントだから僕らがそう思ってるのか、僕らが応えてるからクライアントが良くしてくれるのか、どっちが先なのかはわからないですけど。

濱脇そうだね。「愛」っていう言葉でKITCHENのことは色々説明できるかもしれないね。

田島すごいエモく言うと愛で、もっと一般的な言葉で言うと、「当事者意識」なのかな。自分がオーナーシップを持っているかどうかって、プロジェクトの成否にも影響するので。

濱脇僕たちが目指しているのは、あくまでも課題解決ですからね。今は僕がKITCHENのメンバーと組んで動くことが多いので、「また濱脇なの?」って思われてるかもしれなくて(笑)、もう1人コンサルタントが欲しいのが本音です。 でも、お話ししたようにKITCHENはまさしく三者三様でそれぞれが特殊スキルを持っているので、職種としてはコンサルタントに限らないんですけど。KITCHENに魅力を感じてくれて、愛をもって相手の課題を解決したい、って思う人と出会いたいですし、一緒に仕事していきたいですね。


全く異なる背景とスキルを持つ3人が、来店する“お客さん”のために、腕をふるう場所。

世にも珍しい、素敵なこのKITCHENは、DONGURIの“名物レストラン”になりつつあります。

「知の探索」を重ね、ますます腕を上げようとする3人が、これからどのようなシェフを迎えていくのでしょう。

KITCHENが新たな“星”を獲得する日は、そう遠くないかもしれません。

  • Writer

    田口友紀子