MIMIGURIのPM職って?

Guest :
湯川卓海プロジェクトマネージャー
山里晴香プロジェクトマネージャー
  • 湯川卓海

    プロジェクトマネージャー

  • 山里晴香

    プロジェクトマネージャー

  • 慶應義塾大学理工学部電子工学科卒業。神奈川県出身。大学在学中にミュージカル制作や演劇制作に携わったことをきっかけに、創造性あふれる組織のマネジメント手法に興味をもつ。新卒で面白法人カヤックに入社。クライアントワークのプロジェクトマネジメントを務める。会社内の新人賞を受賞し、2年目以降には事業部内の知見共有会の場づくり、ディレクションを行う。現在は、創造性を維持、向上し続けられるような組織開発や組織デザインを探究している。MIMIGURIではCULTIBASEや組織開発・人材育成プロジェクトのマネジメントを担当している。

  • 慶應義塾大学商学部卒。大手SIerの法人営業を経験したのち、デジタル領域のクリエイティブ制作会社を経てMIMIGURIに参画。チームでお互いが触発され、ひとりでは生まれなかった創造性が発揮されるようなプロジェクトを目指して推進している。

  • MIMIGURIのPodcast「ミグキャス」の番組『MIMIGURIの談話室』。この番組では、日々の活動で得た知見を汎用化すべく、メンバー同士の生煮えの対話をお送りする。
  • 今回は、湯川卓海と山里晴香の2名が、MIMIGURIのPM職についてお話しする。

ワークショップのナレッジをミーティングに活かす

  • 前職でWebサイトのデザイン制作を行っていた山里は、ECサイトや映像などクリエイティブに関連する案件に多く携わっていたが、理念開発など組織関連の案件に少しずつ幅を広げている。
  • 湯川はコンサルティング事業とCULTIBASEスクールのPMを兼務。コンサルティング事業では、クライアント企業の理念策定、経営チームのワークショップの設計や運営などに携わっている。
  • MIMIGURIのPM職は、タスク管理や進行だけではなく、ファシリテーションが肝になっている。ふたりはMIMIGURIがクライアントに提供しているワークショップに関わっているなかで、ワークショップのような場づくりは非日常な “ハレ” の場だけでなく、ミーティングのような日常的な “ケ”の場も重要ではと気付いた。
  • そのような気付きから、ワークショップの4つの構造「導入(イントロダクション)」「知る活動」「創る活動」「まとめ(プレゼンテーションと振り返り)」を取り入れてミーティングを運営することを意識している。例えば、ミーティングは収束に向かっていくことが多いが、ワークショップのナレッジを活かし、問いかけながら想像を膨らませていく発散をする働きかけを行っている。

多様な組織・他人を受け入れられるようになった

  • MIMIGURIに入社した当時「組織を動かす」ことに課題を感じていた湯川は、MIMIGURIで多様な組織に触れることで、組織がその状態になっている理由や文脈があることがわかったという。そこから多様な組織を受け入れられるようになり、正論を突きつけるのではなく「なぜそうなっているのか」から寄り添って理想的な組織をつくる視点を持てるようになるという変化が起きた。
  • 組織だけでなく他人に対しても同様に、以前は最初から「こっちのほうがいいのでは?」という正論を持って聞いていたが、その意識を消せるようになったという。
  • 湯川は議事録の取り方についても変化があったと語る。前職では「端的にまとめる」ようにしていたが、MIMIGURIでは話されているそのままの言葉、思考の過程、脇道にそれた話も残している。その言葉を紡いで意見を出すと参加者が受け入れてくれるという、成功体験を積むことができた。
  • MIMIGURIの特徴の一つに、頻度高く1on1が行われることが挙げられる。目的を仕事の進捗を確認することだけではなく、対話をすることや関係が築かれることに置いている。湯川は1on1の文化によって聞く力と話す力が磨かれ、「対話筋」が身についたと話した。

できるかどうかよりも、モチベーションや課題感を持っていること

  • 最後に、どのような人と話したいか、MIMIGURIに向いているかというテーマについて話された。ここまで対話やファシリテーションという言葉が多く出されてきたが、得意であることよりももっと組織を変革していきたい、そのための仕事をしたい、自分の動き方にモヤモヤしていることが重要であると、ふたりは口を揃えて話した。
  • MIMIGURIではみんなで一緒につくるプロセスを楽しむことを大切にしているため、山里は楽しむスタンスを持っている人を挙げた。ファシリテーション・対話やプロセスにおいてもMIMIGURIの文化とモチベーションがマッチすると、自身が変化する機会が生まれると話した。