入社後感じたMIMIGURIの受容文化とは
- Guest :
- 竹内美由紀(デザイナー)
竹内美由紀
デザイナー
青山学院大学/桑沢デザイン研究所卒業。デザインエージェンシー2社でデザイナー及びマネージャーを務めた後、組織×デザインの可能性を探究するため、2021年MIMIGURIにジョイン。WebサービスやSaaSプロダクトのUIデザイン、Webサイトやグラフィックのアートディレクション及びデザインといったデザインスキルと、採用広報や人材育成といったマネジメントスキルをかけ合わせながら組織や事業を賦活させることを目指している。
- このポッドキャストでは、株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEOであるミナベトモミをファシリテーターとして、MIMIGURIのメンバーやマネージャーをゲストに迎えて普段の業務やキャリアについてディスカッションしていきます。
- 第5回のゲストは、前回から引き続きMIMIGURIのデザイナーである竹内美由紀です。
前編あらすじ
2社でのデザイナー経験を経て、約半年前にジョインした竹内美由紀。アジャイルの考え方をベースにプロジェクト・組織が設計されているMIMIGURIにカルチャーショックを受けつつも、前職でのマネジメント経験を生かして「1人1人の成長を止めない」チームづくりを模索していると言います。
これからやりたいことは、「MIMIGURIメソッドを広めること」
- 今後について、「MIMIGURIメンバーの多様な個が市場に認知され、『MIMIGURIの〇〇さんいいよね』と言われる状態を作りたい」と竹内は語る。
- 作っているものはよく知られていても、それを作った人はほとんど知られていない、というケースは多い。しかし、個人が市場に認知されれば、本人がやりたいことをできるようにもなるし、期待値が上がって仕事に良い緊張感が生まれる。
- また、竹内には「MIMIGURIメソッドを世界に広げたい」という思いもあると言う。
- MIMIGURIには、個人の衝動をベースとしつつ、人工的に学びが生まれる構造が設計されており、メンバー1人1人のプレイフルな働き方を可能にしている。このメソッドを部分的にでも取り入れることで、よりハッピーになれる組織はたくさんあるのではないか、と考えているのだ。
- そのためには、ただアウトプットを出すだけではなく、MIMIGURIメソッドをクライアント企業の中にインストールするところまで担えるチームが必要だ。まずは、MIMIGURI内で日常的に行っているリフレクションや対話のやり方をより強固にしていくところから始めたい、と竹内は語る。
「MIMIGURIで怒られている人を見たことがない」
- MIMIGURIに転職した人がよく驚くのが、「怒られない」ということだ。「これまで仕事をする上で怒られがちだった自分の資質が、MIMIGURIだと肯定される」と言う人もいるくらいだが、その組織文化はどのように可能なのだろうか?
- 前編では「違いがあるから学びが起きる」ということも述べたが、それも、違うことを「いけないこと」ではなく「面白い」と思える文化がMIMIGURIにあるから可能なことだ。
- 多様さを否定してプロセスを統一するよりも、守るべきところを守った上でそれぞれが好きなやり方で仕事を進める方がよい。この考え方には、ミナベのスタイルが大きく影響している。
- 一方、怒るかわりに大切にしているのがフィードバックだ。例えば、意見の相違があったとする。マネージャーはまず「どうして、〇〇を××したのか」と聞き、理由を理解した上で「それには、△△という視点が抜けているのではないか。この視点を含めて考えると、◇◇という考え方になるから私は違う意見だ」と対話する。
- もちろん、例えば人を傷つける人がいたりすれば、怒ることもあるだろう。しかし少なくとも現時点でMIMIGURIにはそういう人がいない。一般に「いいものを作ってる会社では、内部でメンバー同士が刺し合っているものだ」と思う人は多いが、刺し合うより、お互いにフォロー・サポートし合う方がいいのは当然だ。
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