社内放送局「MIMIGURI ch」オリジナルテーマソング制作の裏側
- Guest :
- 和泉 裕之(HR)
- 戸田真梨子(HR)
- 大久保潤也(コピーライター/コンセプトプランナー/サウンドプロデューサー)
和泉 裕之
HR
戸田真梨子
HR
大久保潤也
コピーライター/コンセプトプランナー/サウンドプロデューサー
日本赤十字看護大学卒業。在学時より対話やワークショップに関心を持ち、看護師・保健師の国家資格取得後、フリーランスのファシリテーターとして独立。医療職対象の対話型ワークショップを病院や薬局などで多数実践後、株式会社ミミクリデザインの立ち上げに参画。コンサルティング事業部のマネージャーとして、少人数~数万人規模の組織開発・人材開発プロジェクトに従事。現在は株式会社MIMIGURIの組織人事として、社内放送局「MIMIGURI ch」の総合プロデューサーを担当。
エンジニア/営業/Webディレクターを経験した後、人事へ。創業/拡大期のクリエイティブ/エンジニア職の採用、理念開発、組織開発、人材育成などの施策を企画/推進。その後、合併に伴い理念戦略/人事評価制度の策定、組織統合などPMIプロジェクトを担当。MIMIGURIでは人事・広報の領域を担当。人の才能/ポテンシャルに触れることが好きで、組織/チームの創造性が発揮される環境や仕組み作りについて探究している。
2005年ソニーミュージックから“アナ”でデビュー。6枚のアルバムをリリース。2014年からコピーライターとしてMIMIGURI(旧DONGURI)にジョイン。クリエイティブディレクターとしてブランディングやPR案件を担当。2017年から作詞やプロデュースを手がけるアイドルグループ“lyrical school”の楽曲では2曲連続でオリコンチャート1位を獲得。2020年にはOLD.Jr名義で初のソロ作品をリリース。エンターテインメント性のある企画プランニング、ブランドコンセプトや企業のメッセージ開発に多く携わる。
- MIMIGURIのPodcast「ミグキャス」の番組『MIMIGURIの談話室』。この番組では、日々の活動で得た知見を汎用化すべく、メンバー同士の生煮えの対話をお送りする。
- 今回は、和泉裕之、戸田真梨子、大久保潤也の3名が、社内放送局「MIMIGURI ch」のオリジナルテーマソングを制作した裏側についてお話しする。
コピーライターとミュージシャン、2つの顔を持つ大久保
- MIMIGURIの社内放送局「MIMIGURI ch」には、オリジナルのテーマソングがあり、今回は作詞・作曲を担当したコピーライターの大久保をゲストに迎える。
- 大久保は、MIMIGURIでコピーライターとして「東急100周年ステートメント開発」や「バンダイのガシャポンリブランディング」などのプロジェクトで活躍しながら、「アナ」や「OLD Jr.」名義でミュージシャンとして活動したり、他アーティストに楽曲を提供したりしている。
- そんな大久保が制作した「MIMIGURI ch」のオリジナルテーマソングを2曲紹介する。
価値観や社内文化が反映された『ミミグリラジオのテーマ』
- 最初に紹介するのは「MIMIGURI RADIO」のテーマソング『ミミグリラジオのテーマ』。「MIMIGURI RADIO」は、MIMIGURIに所属するメンバー1人ひとりのパーソナリティーやバックグラウンドを掘り下げる番組だ。
- 楽曲制作の背景には、「ミミクリデザイン」と「DONGURI」の業務提携を機にこの番組が始まり、同じ時期に業務がリモートワークへ移行したことがあった。制作を依頼した和泉は、ラジオを離れ離れになったメンバーの拠り所にしたいと考え、大久保の音楽にその想いを込めたいと考えていた。
- ラジオを運営する和泉と戸田への感謝の気持ちも込めてこの曲を作ったという大久保。大久保自身も、リモートワークで試行錯誤しながらコミュニケーションしていた時期に、この番組が支えになっていたからだ。
- 曲が生まれた当時の気持ちを思い出せるよう「ナレッジ押しとけ!」のような、その時の社内文化を歌詞に反映したり、発表された時にSlackのスタンプで反応できるよう、よく使われているスタンプを取り入れたりした。
- 理念やバリューなどで謳われている会社共通の価値観や考えが、『ミミグリラジオのテーマ』にも反映されている。
MIMIGURIらしくメンバーの気持ちに寄り添った『月曜日なのに』
- 次に紹介するのは、毎週月曜日の朝に全社朝会として放送している「おはようMIMIGURI」のテーマソング『月曜日なのに』。「おはようMIMIGURI」は、全国にいるMIMIGURIのメンバーが各地の天気を紹介したり、新たな入社者を紹介したりする情報番組だ。
- 大久保には、月曜日の朝や1週間がすてきに感じられる曲を作って欲しいと依頼があり、当初は「朝の情報番組」という番組コンセプトから、メンバーを元気付け、テンションが上がる爽やかな曲を考えていた。
- しかし、実際に完成したのは少しゆるいテンポの曲だ。曲をつくるにあたって、親しいメンバーに月曜日の朝の気分を聞いてみると、まだ日曜日の気分が抜けきっていなかったり、月曜日を憂鬱に感じたりするとのことだった。
- そんなメンバーに「さぁ元気に頑張ろう」とはたらきかけるのは、MIMIGURIらしくないと考え、月曜日への少し後ろ向きな気持ちを肯定し、寄り添う曲に仕上げた。
- 曲中には、コール部分やサビのコーラスにメンバーが録った素材を使ったり、歌詞に番組内のコーナー名を入れたりしている。MIMIGURIという50人の小さなコミュニティのために作るクリエイティブだからこそ、曲を聴いたときにエモーショナルな感情につながるよう工夫を凝らしている。
制作プロセスにあらわれる、MIMIGURIのカルチャー
- 紹介した2つの曲で作り方を少し変えて、テーマソングの制作プロセスにも探索的な姿勢があり、本気で遊びをやるMIMIGURIのカルチャーがあらわれている。
- 今後は音楽経験のあるメンバーを巻き込んだオリジナルソングの制作や、音楽やクリエイティブ制作を起点にした組織開発や組織ファシリテーションの知を開いていきたい。
創造的な組織と事業を創りだします
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