MIMIGURIは、トヨタグループ自動車部品メーカー株式会社東海理化（以下、東海理化）発のゲーミングギアブランド「ZENAIM（ゼンエイム）」の新規事業立ち上げにおいて、ブランドコンセプトやブランドコミットメントといったブランドの構築から、ロゴ・パッケージ・ソフトウェア・ブランドサイト等の開発、マーケティング戦略サポートまで包括的なブランドコミュニケーションの開発を行いました。
東海理化は、クルマのスイッチや鍵などを開発、製造、販売するトヨタグループの自動車部品メーカーです。人の命を預かるクルマの部品に使われている「磁気センシング技術」をキーボードのスイッチ開発に応用し、オリジナル磁気センサースイッチを搭載したロープロファイルキーボードを開発。eスポーツ市場へと進出する新規D2Cブランドのプロダクト第一弾として、日本を代表するeスポーツトッププロチーム「ZETA DIVISION（ゼータ ディビジョン）」を監修に迎え、『ZENAIM KEYBOARD』（ギア）と『ZENAIM SOFTWARE』（ソフトウェア）を同時開発し、ローンチに至りました。

公式WEBサイト：https://zenaim.com/
公式SNSアカウント：https://twitter.com/zenaim_official

あらゆる意思決定の核となるブランドDNA開発

確かな技術を有する東海理化と、多くのパートナー企業の共創によって実現したこの新たな挑戦。海外メーカーが大きなシェアを握る後発の市場において、ZENAIMはどのような価値創出を追求し続けるブランドでありたいか？プレイヤーひいてはeスポーツ市場に対してどのような意志を持つことが私たちの存在意義となるのか？MIMIGURIは、共に事業を創り上げる各専門領域に長けたパートナー企業各社も交え、ブランドのアイデンティティを磨き上げる探索的な議論のファシリテーションをリード。一貫性あるブランド体験を各領域で生み出していくための共通認識を形成しながら、ブランドのあり方を策定していきました。
そうして言語化された「やみくもなHigh（高さ）ではなく、ユーザーにとってのWell（よさ）を追求した体験、機能を提供したい」という価値観から生まれたコンセプトが「WELLGAMING 本当に幸福なゲーム体験を。」でした。

既存市場の表現に捉われないビジュアルアイデンティティの構築

暗黙的に我々の中に形成されている「ゲーミングデバイスブランドらしい世界観」に囚われず、ブランドコンセプト「WELL GAMING」が本来的に目指す世界観、そしてブランドの態度を体現するために、ビジュアルアイデンティティ構築を基軸としたキービジュアル/ロゴマーク/ブランドムービー/プロダクトムービーを開発しました。中でもブランド態度の1つである「共創」を促進するため、必要最小限の要素かつ複数媒体で展開できる視覚素材の開発に重点を置いています。
構築したビジュアルアイデンティティに準じ、ブランドサイト兼Eコマースサイトの開発をはじめ、オフラインイベントやSNS等、市場コミュニケーションにおけるタッチポイント別のクリエイティブを開発しました。こうして一貫した世界観を持った上でのブランドローンチが実現しました。

プレイヤーとの双方向コミュニケーションを構築するマーケティング立案と実行

ローンチから一連の製品販売活動における、ブランドがプレイヤーと共に体験していきたいコミュニケーションシナリオを構想することで、ZENAIMらしい双方向性を意識したマーケティング活動の指針策定に取り組みました。
また、ブランドが掲げる「WELLGAMING 本当に幸福なゲーム体験を。」は、常に特定の”答え”が存在するものではなく、時世やeスポーツ市場、各ステークホルダー、そしてプレイヤーの変容し続ける価値観や好奇心に呼応するものです。そして事業はローンチ以降も不確実性が尽きることはありません。発生するあらゆる事象に対して「我々は今どのようなコミュニケーションを取ることでユーザーと良好な関係性を築けるだろうか？」と問いを置き、チームで議論を交わし、柔軟に対応していくプロセスを共にすることで、共通の学習体験が重なり不確実性対応におけるチーム基盤もさらに醸成されていきました。

最後に、現在ZENAIMではブランド体制の強化に向けて、メンバーを募集しています。「WELLGAMING 本当に幸福なゲーム体験を。」を共に追求し、ブランドを成長させていくことにご興味のある方はご応募をお待ちしております。

公式WEBサイト：https://zenaim.com/
公式SNSアカウント：https://twitter.com/zenaim_official